世界気象機関(WMO)が、発足10周年を記念して1960年に制定された 世界気象デー。世界気象機関(WMO)は、加盟諸国の気象観測通報の調整、気象観測や気象資料の交換を行っている、日本も加盟している世界組織なんだって。
話は変わりますが、気象庁は気象によって 重大な災害が起こるおそれのあるときには警報を、災害が起こるおそれのあるときには注意報の発表があり、警報や注意報は関係行政機関、都道府県や市町村へ伝達され、これらを受けた防災機関では、法律によって定められた地域防災計画に基づいて、河川の見回りや避難体制の確保などの必要な防災対策をとることになるんだって。また報道機関を通じて地域住民へ伝えられるんだそうです。
天気予報、出掛ける先までチェックして。突風情報=早めの避難。
前回、風水害対策の途中で終わっていたから、今日はその続きの暴風による災害(台風)ってとこから始めるわね。平均風速15~20m/sの風が吹くと、歩行者が転倒したり、高速道路での車の運転に支障が出始めるそうよ。更に強くなると建物の損壊、農作物の被害、交通障害など社会に甚大な被害をもたらします。って、怖いわよね。また風で飛ばされてきたもので電線が切れて停電したり、最大風速が40m/sを超えると電柱が倒れたりすることがありますって。
そういえば先週、春分の日に八戸で観測史上1位の記録を更新する最大瞬間風速43.4m/sの暴風が吹き荒れたってニュースで見たぞ。台風とは真逆の季節にこんな暴風が吹き荒れるなんて、油断できないな。
ボクらの家では強風による被害も考えられそうだから、毎日天気予報をよく確認しておくのと、早めにこの家の対策案を決めておこうよ。
その為には、まず敵のことを知ろう。
そうね。
さらに台風の周辺では、暖かい空気が流れ込み大気の状態が不安定となり、活発な積乱雲が発生して竜巻等の激しい突風を伴うこともあるそうよ。
たしか竜巻のことも先のページに書いてあったぞ。
あら、本当だ。先にそっちを読んでみるわね。
日本では平均して年に25個程度、竜巻の発生が確認されています(海上竜巻を除く)。一つの市町村でみれば90年に一度程度の極めて稀な現象ですが、一度発生すると家屋の倒壊や車両の転倒、飛来物の衝突などにより短期間で大きな被害をもたれすことがあります。また、積乱雲からはダウンバーストやガストフロントといった突風もしばしば発生し、竜巻と同様に短時間で大きな被害をもたれすことがあります。
ダウンバーストとガストフロントとは何?
ダウンバーストとは、積乱雲から吹き降ろす下降気流が地面に衝突して水平に吹き出す激しい空気の流れです。吹き出しの広がりは数百メートルから十キロメートル程度で、被害地域は円形あるいは楕円形など面的に広がる特徴がある。
ガストフロントとは、積乱雲の下で形成された冷たい(重い)空気のカタマリが、その重みより温かい(軽い)空気側に流れ出すことによって発生します。水平の広がりは竜巻やダウンバーストより大きく、数十キロメートル以上に達することもあります。
と書いてあるわ。
で、竜巻がきたらどうするの?
頑丈な建物の中へ避難する。注意点として、屋根瓦などの飛散物に注意、それと避難できない場合は、物陰やくぼみに身をふせましょう。もう一つのポイントは、屋内でも窓や壁から離れる。家の中心部に近い、窓のない部屋に移動しましょう。
うちでは、階段下のスペースかな。部屋ではないけど、窓のない家の中心部はそこだな。
窓、雨戸を閉め、カーテンを引きましょう。
事前の情報収集が必要だね。
頑丈な机の下に入り、頭と首を守りましょう。
パパ、階段下のスペースには机なんてないよ。どうするの?
それは・・もう少し敵のことを調べて、安全な避難方法をみつけよう。事前に情報があるのであれば、いざとなったら、一時的にこの家を離れるのも対策の一つかな。