1839年3月19日、フランスのルイ・マンデ・ダゲールという人が写真機を発明した。当時は写真機の前で長時間じっとしていなければならなかったみたい。でも大人気だったらしいよ。
パパの子供の頃は、デジカメなんてまだ無かったから、シャッターを押すと撮り直しができないフイルム写真だったんだ。おじいちゃんが失敗をしないよう、慎重にシャッターチャンスを狙ってたんで、なっかなかシャッターを押さなくて、ほとんどの写真が笑顔がもたず顔が引きつってたよ。自然に写っているのは動物たちくらいで、指先までピンと伸びた姿勢の良い写真ばっかりだったなぁ。撮る方も撮られる方も緊張してたなぁ。
”空の孤島”って知ってます?普段便利なものは、非常時には使えなくなるものが多い。代替え策もってますか?
屋外の安全対策、一戸建ての場合。
*ベランダは常に整理整頓を。植木鉢は落下しないよう低い位置に置く。
うちはベランダに植木鉢とかは置いていないから安心ね。でも物干し台があるから倒れて窓ガラスが割れる危険性があるわよ。
台の部分には砂を入れてあるけど、もうひと工夫したいな。
*プロパンガスは鎖でしっかりと固定しておく。
うちはプロパンガスは使っていないからこれはよしとして。
ガスボンベは無いけど、ちょうどガスボンベくらいの背の高さの倉庫があるじゃないか。設置のときに地面にアンカーボルトで固定してもらったけど、背面の柵の柱に鎖かワイヤーで固定すると安心感が増すよな。
パパの心配ごとが減るよう、物干し台と倉庫は任せました。
パパだけの心配ごとじゃないぞ、家族のためだぞ。
1981年5月31日以前に着工した木造住宅を対象に自宅の無料耐震診断ていうのもあるみたい。その結果によって耐震補修工事を実施する場合、私たちの住むまちでは、補助があるみたいよ。
いつも畑で採れた野菜をわけてくれる近所のおばさん家、昔ながらの立派な家だけど、この話は知ってるかな?
そうね、今度会ったら話してみるわね。次は集合住宅の場合だね。
通路、非常階段の整理だって。非常扉、非常階段の場所は必ず確認しておきます。災害時、通路や非常階段に物があふれていると避難できません。避難経路の確保も含めて緊急時に通行できるようにしておきましょう。
まっ、当たり前の話だな。それと似たよくありがちな間違いは、消化器の設置。
そこぉ!漢字をまちがえるぅ・・!? 消火器の火が化けてるよ。パソコン変換するときにありがちだよね。
パパもこうやってママとは違った角度で、お前を鍛えてるんだよ。
パパ、それで消火器がどうしたの?
火災が起きたときに、素早く消火できるように消火器の前には、物を置かないようにしておくのがいざというときの備えなんだけど・・・
正直キッチンに置いてる消火器って、収まりが悪いっていうか、見た目もお洒落じゃないし、すみっこに置いているんだけど いつも蹴っ飛ばしそうになるのよね。足の小指を強打することもあって、いざという時には頼りになるけど、ほとんどいつも居られると邪魔なのよね。誰かさんみたいとは言いませんけど。
あっ本当だ!いっも部屋のすみっこで動かず おとなしくしてるところがそっくり って オイッ!!居ないと寂しいくせに。いいの、いいの、いざという時にだけ役に立てば・・・。すみっこぐらしは子供たちに人気者だよ。次いきますよぉー。エレベーターの利用。
まーたエレベーターのことぉー。
復習、復習。もし地震が起きたときにエレベーターに乗っていたら?
全部の階のボタンを押す。
ハイ、正解。万が一、中に閉じ込められたら?
非常ボタンや非常電話で救助を求める。
無理に開けようとするのは危険。
避難するときにはエレベーターを使ってもよいか、わるいか?
イイーー、 ぃくない!
正解!使わないね。で、エレベーターの代わりにどうする?
エスカレーターっ!
ソラ笑い過ぎ。ユメさん、階段でお願いします。
高層マンションなどでの注意事項
必要なくなぁい。
わからないわよ。ソラがプロ野球やメジャーリーグの選手になったら、家族で引っ越すかも。
その頃オレは、どこかで一人で暮らしてるから、ご心配なくぅ。
高層階になればなるほど建物の揺れは大きくなることがあります。揺れに備えて家具類の転倒防止対策は必ず行いましょう。エレベーターが停止すると物資の運びが困難になるので多めに備蓄するように心がけましょう。
つまり空の孤島になってしまうのね。