日本の特徴といえば、四季がはっきりしていることですね。夏は太平洋高気圧に覆われ、海からの湿った暖かい空気が日本列島に流れ込み、冬はユーラシア大陸から冷たい空気が吹き込む。その入れ替わる時期の春と秋では、梅雨前線と秋雨前線が日本付近にとどまり、まとまった雨を降らせます。また細長い日本列島は、高さ2000m~3000mにおよぶ山脈が連なっているため、河川が短く急勾配で、流域の面積が小さい。外国の大きな河川と比べると雨の受け皿がかなり小さいため平常時と洪水時で河川の状況が大きく変わってしまうという。だから洪水による災害が多い国なのですね。
自分のまちのハザードマップを家族みんなで声に出して読んでみませんか?
そこから家族の行動範囲に具体的に落とし込む。
では、続きの地震発生時の行動、屋外編ね。
じゃあ、パパから
住宅街では
*ブロック塀や石塀は、強い揺れで倒れる危険があります。
*電柱や自動販売機も倒れてくることがあります。
*屋根瓦や二階建て以上の住宅のベランダのエアコンの室外機、ガーデニング用のプランターなどが落下してくることがあります。
*耐震性能の低い住宅が倒壊して瓦礫や窓ガラスが道路内に散乱する可能性もあります。
次、
繁華街では、
*中高層ビルが建ち並ぶオフィス街や繁華街では、窓ガラスや外壁、看板などが落下してくる危険性があります。
*オフィスビルの
オフィスビルって、この田舎には、そんなビルなんてほとんどないじゃねーか。
あなたは、学校以外ほとんどの時間を自分の部屋で過ごしているけれど、たまたま街へ遊びに行ってるときに地震が起こるかも知れないわよ。社会人になったとき、街で働いているかもしれないわよ。つべこべ言わずに素直に聞きなさい。
カイにぃ、怪人になって街ではたらくの?
怪人じゃなくて社会人だよ。
社会人って、なに人?
さっ、ソラ続きを
オフィスビルの窓ガラスが割れて落下すると、時速40~60kmで広範囲に拡散します。
ハイ、つぎ素直なお兄ちゃん。
うっせぇ!ビルの外壁のタイル、看板などが剥がれ落ちることもある。
あ~、落ちることもあります。だよ。
忙しいからカットしてんだよ。
けんかは~やめてぇ~♬
・・・
つぎパパいきまーす。
かばんなどで頭を保護し、できるだけ建物から離れましょう。
*繁華街では、店の看板やネオンサインなどの落下、転倒物が加わります。
山、丘陵地、
*落石に注意し、急傾斜地などの危険な場所から遠ざかりましょう。
*登山やハイキングで山にいる時に強い揺れに襲われた場合には、まず落石から身を守りましょう。
ハイッ。
そう言えば、屋内編のときは1つの項目ごとに読む順番を回していたけど、今日はなんで1個ずつ回してるの?
おっ、いいところに気付いたな!
どーせ親父の気まぐれだろ。
お前たちが、ちゃんと話を聞いてるか試してるんだよっ。
たぶん前のやり方を忘れてるだけだよ。
ユメちゃんせーかーーい。
どこがいいところに気付いたやねーん!
まぁまぁ、楽しくいきましょうよ。
*地震で地盤がゆるみ、崩れやすくなっている可能性がありますので、崖や急傾斜地など危険な場所には近づかないようにしましょう。
ハイ、一番長いところソラ。あなたは選ばれた人、素直にできる人。
車の運転中、
*揺れを感じたら・・
①急ブレーキは禁物です。徐々にスピードを落とし、道路の左側に停車します。
②エンジンを切り、揺れがおさまるまでは車外に出ず、カーラジオから情報を入手します。
③避難の必要がある場合は、車のキーはつけたままにし、ドアをロックしないで、窓を閉めます。
④連絡先を見えるところに書き、車検証などの貴重品を持ち、徒歩で避難します。
高速道路では、
*高速走行しているのでハザードランプを点灯させ、前後の車に注意を喚起します。
カイ、そのままラスト。
高速道路では約1kmごとに非常口が設けられており、ここから徒歩で地上に脱出することができます。
おーパチパチパチ!素直にできる子たち、素晴らしい。ユメもちゃんと静かに聞けて、素晴らしい。