母の日
2020年5月10日
こんにちは。ユメパパです。
いつも野菜や日用品、子供たちが楽しめるものなど荷物を送ってくれる両母たち、
マスク不足を心配してどちらの実家からも母手縫いのマスクが届きました。
本当に有難いです。
両方の実家の母へ 日頃の感謝を込めて お花を贈りました。
毎年、5月、6月はママが両親へのプレゼントを提案して手配までしてくれます。
本当に感謝です。
そんなわが家では、子供たちが 折り紙で作ったチューリップと自分たちのお菓子を出し合って ママにプレゼント。
自由に買い物にも行けないし、家にはケーキを作る材料も今はありません。それでも子供たちは、感謝の気持ちを伝えたいと考えていたようです。
母へ感謝をする日は、先日の5日にもありましたが、基本的には家事や子育ての大半をこなしているママには毎日感謝しなくてはいけませんよね。
家でご飯をいただく時、「いただきます」の前に「ママ、いただきます」と一言添えるようにしましょう。
娘との共同制作 ”夢ねこグレイス ”がついに完結しました。
《 絵本を描いた経緯 》
外出自粛の今、家族を支えるために どんなことができるのか・・・。
現実問題そう簡単なことではありませんよね。
今、みんなの協力で感染拡大を食い止め、収束に向け 気を緩めることなく耐えしのぐ時。
この重要な期間を みんなが乗り越えられるよう それぞれで出来る事を粛々とやるしかありません。
目標を見失っては、本気の力がみなぎりません。
不要不急の外出を自粛している中で、なんとか大人の自分が知恵を絞りだし子供たちを守らなければなりません。
幸い周りの方々のお陰で母の日までは、子供たちの笑顔は、まだ継続できました。次の目標は父の日に設定したいと思います。
学校にも行けない やりたいこともできない 家で一緒に我慢してくれている子供の笑顔を絶対に絶やしてはいけません。
小学2年生の娘との日々の繋がりの1つは『絵本』です。
絵を描いたり、工作をするのが共通の趣味なので、家に居て出来る事に当てはめてみると
私と娘が出した答えは『絵本の制作』でした。
《 主人公の決定まで 》
まず、猫を主人公に選んだのは、単純に娘が犬猫が好きで、相談したら猫がイイということで決定しました。
ちなみに、ママが動物が苦手なのと次男にはアレルギーがあるので わが家には金魚とメダカがいるものの犬も猫もいません。
猫の名前は、モデルを描いてから見た目で決めようと思い、線のみで下絵を描きいろんな色をはめ込み検討しました。
私の頭の中で「みにくいアヒルの子」が、なぜか浮かんできたので 灰色をはめ込んでみた時、
パパ、灰色って英語でグレーって言うんだよね!この年頃の子は、かけ算九九を覚えるのは嫌がるけど、動物や果物なんかの英単語には興味があるんだよね。
「白でもねぇ、黒でもねぇ、俺たちは・・・」あのカッコいい名言を思い出しつつ、グレーねぇ、イイね!
娘も「グレー、イイ!グレーイイっす!、グレーイイっすね!」とのってきた。
「ちょっと待った!今なんつった⁉グレーイイっす。グレイス⁉グレイスも良くない?」
「それもイイねぇ~、じゃあ 1.グレー 2.グレイ 3.グレイス どれにする?」
これも”あるある“娘はすぐにクイズや選択式にしたがるのです。
そこで辞書で調べ、一番物語の主人公の名前に相応しそうな 3.のグレイスに決定しました。
響きから私が勝手にオスにしました。
また、名前に関する”私の気付き”について、後ほど紹介いたします。
《 空想の世界へ出掛ける 》
グレイスが自分のことを地味だと思う灰色は、今の自粛生活を表現する辛く悲しい色、現在の社会の色と重なり合います。
自粛生活で多くの制約があると色々と願望が出てきますよね。
でも、今は欲望を叶えに外へは出掛けられません。しかし、過度のストレスは体調を壊し、人間関係にも影響しかねません。
そこで絵本の中くらいは、空想の世界で家の外へ娘と一緒に出掛けようと思いました。
空想の世界へ出掛けるというのは、絵本を一緒に制作するために今、家の中にあるアイテムを使って情報を収集しながら進めることです。
《 登場する場所や動物の決め方 》
グレイスが ふと頭に浮かんだカッコイイ理想の自分とはトラ柄。トラ柄からの元気の象徴、大阪のおばちゃんもちょっと浮かんできました。(笑)
ウイルスに負けない 強い自分たちをイメージしてか、1つの強さの象徴でトラに理想をおきました。
トラのことを調べていくと、娘も自分も想像していなかった生息地を発見。ロシアですね。
私のトラに対するイメージが勝手に暖かい地域に住むと出来上がっていました。固定観念はダメですよね。
トラの名前も女性につけるであろう名前を敢えてオスのトラに付けました。
空想の世界ですが、調べたり行ってみたりすると知らなかったことや解らないことの答えが見つかり嬉しくなりますね。
猫⇒怪しいおじさん⇒トラ⇒ロシア⇒? 私のほんわりとした頭の中のストーリーで始まり=これが、見切り発車の全容です。
日を追うごとに 猫⇒怪しいおじさん⇒トラ⇒ロシア⇒オーロラ⇒? となりました。
猫⇒怪しいおじさん⇒トラ⇒ロシア⇒オーロラ⇒鷹・モグラ 後半の鷹とモグラは 絵の中の崖という状況で、ここでトラが助けてしまったら
特定の個人ばかりに頼ることになる。いや、世の中、自分を見ている人は他にもいる。思わぬ救世主は誰にでもいるはず・・・。
あのシチュエーションで登場できるのは、パッと浮かんだのが 鳥(鷹)とモグラでした。
ロシアと鷹って とても深い関係があるんですね。歴史の勉強にもなりなすね。
更に、モグラを登場させたはいいものの ロシアにいるモグラについて考えたこともありませんでした。
マンモスとか発掘される凍った地面のイメージなのに(悪い癖)でも、ちゃんといるんですね。
《 私と娘のお気に入り 》
絵本の中ではモグラは、ちょっと小さく色も崖と同化してて、気付かなかったかもしれませんね。私の中で一番カッコイイやつです。
娘のお気に入りは、グレイスが戻ってきて 女の子に添い寝をしているシーンだそうです。
《 本当の強さとは・・・ 》
本当は止まることのない時間。絵本の中では止まりましたが(あれは、たまたま電池切れだったかも・・)
不思議な冒険に出掛けた あの時間に得られた”自分力”夢か幻だったかもしれないあの時間。
強さって、カッコイイ外見ではなく、他人を想う心とそれを飾らず自然と行動に移せること。それが普段の生活の中にあることだと学んだグレイス。
飼い猫のグレイスは、家族の一員で女の子の一番の理解者、でも生活のリズムが少し違います。
協調性をもち、空気を読む。ペットたちも感じているかもしれません。
身近で困っている人に さりげなく手をさしのばす 今、自分のできる範囲で。
最後のシーン、グレイスのからてチョップには、そんな想いが込められています。
《 3つのお知らせ 》
最後になりますが、この絵本の制作過程で、皆さんにお伝えすることが3つあることに気付きました。
1つ目は、絵を描くツールが まだあまり理解できておらず、目の前の試行錯誤の壁と新たな機能などの発見による楽しさで
ついつい色々な手法に手を出してしまい 毎回のように絵のタッチや表現が異なり、お見苦しい点が多々存在しており、申し訳ございません。
2つ目は、この絵本を娘(子供)向けに話の内容を考えて進めていたのですが、子供に限らず、誰という枠を超えてメッセージが変化してきたことです。
それは、世界中の誰しもが必ず『名前』を付けてもらっていますよね。親からの想いの募る最初のプレゼント。
その意味には、わが子へのそれぞれの願いがこもった大切なメッセージです。
今、家庭内で起きている危機を乗り越えるにあたり、自分の名前に込められためた親からのメッセージを思い返して『踏ん張る力』にできたらなと思うようになってきました。
3つ目は、当初の計画では 読み聞かせで 子供の集中力が続く20ページくらいを想定していたのですが、なにせ行き当たりばったりの制作のため57ページと思わぬ長さとなってしまいました。途中から尺が怪しいなと思いはじめ、テレビ的なカットを入れるようになりました。
いくつかある、そのカットで一度区切りをつけられるか、もっと先を読みたいと思われた場合には、一気にお読みいただくなど、お子様の気分とお時間に合わせてカット(余分なページ)をご活用下さい。
最後に
ここまで長文をお読みいただきありがとうございました。